ちゃんぴゅー!品彦です。
今日、3年ぶりに船がでました。
不安と期待を胸いっぱいに持って出航していく人、見送って笑顔の人、感極まって涙する人、思い続けてくれたあの人、夢叶わず鍵をかけたあの人。
たくさんの感情が渦まく横浜大さん橋と神戸ポートターミナルから、今日、3年ぶりに船が出ました。
でも、”船が出たぞ”ってのは、実は他人事。
僕らは、”船を出した”。
その、この3年間の揺るぎない実績を誇りに。
「誰でもできるを誰よりもやる」をより追求してきた3年。
未来になれなかったあの夜に一人慟哭した春から3年。
ついに、この春を迎えました。
”いってらっしゃい”の一言を絞り出すたびに思い返す、去っていった仲間。
本当はこの場に一緒に立っていたかっただろうけど、生きるためにその道を選んだ決断は絶対に間違ってない。
もし、これからほんの少しの時が流れて”やっぱりここで”って思ってもらえるような場所はずっと整えてるからいつでも戻ってきて。
今この僕があの日の答えで、
くる日もくる日も、僕は僕に問うことを諦めなかった。
それが、答え。
感動で激動の二日間を味わい尽くした以上、ここから先の108日間は信頼するクルーズメンバーに託します。
今、僕ができることは3ヶ月後に帰ってくる船を受け入れる体制をしっかり整えておくことと、次のクルーズが滞りなく出発するために準備すること。
馬鹿にされたあの夜に、無謀だと嘲笑われたあの夜に、悔しかったあの夜に、報われなかったあの夜に。
未来になれなかった3年前のあの夜に、借りを返しに来ました。
”船が出せなかった3年間”はもう終わりです。
ここからは、船が出続ける日々のために、この今日という日向こう側で、誰かの人生に彩りを加え続ける日々のために。
言いたい言葉はたった一つ。
ちゃんぴゅー