クリスマスに南伊豆に行ったらとんでもなかった!




ちゃんぴゅー!シナヒコです。
皆さん、今年のクリスマスはどうでしたか?

コロナ禍で迎える2回目のクリスマス。
全てに怯えるだけの昨年よりは世の中が落ち着いていた印象です(良くも悪くも慣れですね)

感染予防対策をしっかりとした上で、思い思いのクリスマスを過ごしたかと思います。
そんな中、シナヒコはというと



南伊豆にいました!

なんで南伊豆?

シナヒコが9年前に乗船したピースボート第76回クルーズ(無料の資料請求はこちら)
で出会った船仲間、伊集院一徹(イジュウインイッテツ)が住んでます。イニシャルはI.Iです。

イッテツがどういう人物なのか、今何をしているのか、なぜ南伊豆なのか。
詳細はこちらから彼のnoteを見た方がわかりやすくて早いです。
決して書くのが面倒とかじゃないよ←

何気ないお誘いから始まった

実は南伊豆に行くのはこれが初めてではなく、なんだかんだ今年3回目
元々2022年の2月にも行く予定を組んでいて、ぼんやりその日程を確認していたタイミング。
「クリスマス何やってる?インパクトドライバー片手に乾杯しない?」と二言。

・・・イッテツが今やってるプロジェクトの進捗も気になるし、東京よりも暖かそうだし、何より_クリスマスに予定がないし!!!←
なんてメッセンジャーのやり取りしてたら、
「じゃあ、年内にもう一回きちゃう?聖なる夜はシャンパン右手にもって、左手はインパクトドライバーだね」
と、その場で決まった南伊豆クリスマス。

イッテツに縁のある同僚にも声かけて、ガタンゴトンと電車に揺られて4時間。
クリスマスパーティは二の次、パーティー以上にパーティ(肉体労働)をしに行ってきました。

東京からいざ伊豆急下田

とはいえ、南伊豆の正確な場所がわかる人ってそんなに多くないと思います。
南伊豆にゆかりのある人か、桃鉄やりこんでる人でない限り。
参考までに、今回の経路はこちらです。

最安移動はこれだっ!

新宿~小田原:【小田急線快速急行】1時間30分/¥600(金券ショップで小田急線の株主優待券を購入)地味に嬉しい割引。
小田原~熱海:【JR東海道本線】21分
熱海~伊東:【JR伊東線】25分
伊東~伊豆急下田:【伊豆急行】1時間15分
※小田原~伊豆急下田までは改札を経由する乗り換えがないので¥2,327

全行程で約4時間/¥2,927
みなさんのイメージ通り、安くて乗換が多いパターン(上手くいけば小田原~伊東まで1本の場合もある)

別ルートとして、最初から最後までJR(しかもグリーン車利用すると快適に移動できる)パターンもありますが、その分交通費がかさむので頻繁には使えない懐事情 涙
(この交通費をサクッと出せるくらいには大人になるのが2022年の目標!ww)

ちなみに、シーズン中に青春18きっぷを使うと1日¥2,410でJR乗り放題なのでそっちの方がお得に見えますが、これだと伊東~伊豆急下田区間は含まれないので最終的に高くつきます。
注意。

伊豆急下田~目的地の宿まではローカルバスで30分/¥660ですが、今回は到着時間がちょうど良かったためイッテツに迎えに来てもらって、そのまま金谷旅館へ行きました。

ここの名物の千人風呂、圧巻です。
下田に訪れた際はぜひ。
金谷旅館

到着、Local×Local

思い起こすと2020年12月に初めてここに来ました。ほぼほぼ丸っと1年前。
絶賛本館工事中で、ついさっきまで自分たちで壁を塗って床を掃除した部屋に寝泊まりするという極限状態から1年。

到着が夜だったため作業はせずに軽く自己紹介と乾杯をして就寝。
明日から始まる2日間のパーティ(肉体労働)に備えて、各々布団に潜り込みました(自分の手で梁を綺麗にした部屋で寝るのってウキウキしますね)

イッテツが現在運営しているこの宿Local×Localは多くの方を巻き込んでDITなる手法でで完成しました。

DITって何?DIYじゃないの?

そもそも、”DITとは?”って方も多いと思います。
皆さんよく耳にするDIYってあるじゃないですか。
Do It Youeself。
自分で棚作ったり庭に犬小屋立てたり、材料買ってきて自分で何か作ったことある人も多いと思います。

これを、一人じゃなく複数人で、Do It Togetherしよう!というのがDIT。
もちろん、得意不得意もありますし、全員が全員プロではありません。

素人という最強の肩書を持つ職人達

今回、イッテツを起点に集まった10人。
年齢も、出身も、バックグラウンドも全部バラバラ。
利き腕も様々で、右利きの人がいれば左利きの人もいました。
大人も、子どもも、おねーさんもいました←

共通点はただ一つ、イッテツの知人(の知人)。

今回は世一くん(イッテツの学生時代の後輩で今は建物の内装業に携わっている)を棟梁に、複数チームに2,3人ずつ分かれて作業。
器用貧乏な私シナヒコは、壁を装飾するためにベニヤと垂木を切って組み合わせるチームに抜擢されました。
ただの直線に切るならサクッと一発なのですが、途中で角度変わるわ何ならアールついてるわの癖のあるパーツばかり。
丸鋸、卓上丸鋸、ジグソーを駆使してエンヤコラ。
makitaさすがっす。ほしい物リストにjoinしました。

ユニットを組んだ22歳の女の子と試行錯誤をしながらあーだこーだ作業している様は端から見たら派遣されてきた施工ユニットの様だったとのこと。
彼女がまぁ手際の良い事良い事。
作業の最初にビス抜きがあったんですが、その時にインパクトのトリガーを中指で引いていたのを見た時点で「あ、ただものじゃない」っていう空気ビンビンでした。

この日初めましてだったんですが、話を聞くと大学の建築科に在籍しているとのこと。
そりゃあ手際が良いわけだww
高速で回転する丸鋸に一切ビビる様子もなく、むしろリズムに乗りながら軽快に垂木をかっ捌いてました。

他にも、
・壁に棚を取り付けるために一枚板を切り取るチーム
・別室で壁板をひたすら剥がし、そこにペンキを塗って下地を完成させるチーム
・別館の看板を作るためにステンシルで装飾をするチーム
・自分は別でやることあるので各作業を心配そうに見つめながら応援してくれるイッテツチーム(ソロ)
に分かれて、チーム内で和気藹々と、時には真剣に黙々と口と手を動かし気づいたらあっという間に日没!

共同作業をする

この一年で何回かDITをしてみて思ったんですが、DITの良さって自分がやったことをその場で共有できる楽しさにあると思うんです。
もちろん、一人でDIYした方が全部思い通りにできるのでビジョンが定まっていたら早いです(他人のこと気にしなくて良いので気楽ですし)
が、複数人で作業するということは少なからずそこにコミュニケーションが生まれるんですよね。

しかも、その日会ったばかりの方と。

もちろん、DITをするために集まっているのでそれぞれ緊張の差はあれど向いている方向は一緒で、
各々担当箇所の完成を目指して動くのでどうやったらよりうまくいくかを考えて話す話す。

意気込みはプロの最強の素人集団なので、
完成までの道のりは決してなだらかじゃないですが
あれよあれよという間に良くなっていく手つき 笑

共同作業をすることによって、完成したときの喜びと感動は一入っていう点がDIYとの大きな違いだと感じました。

今だからわかる、トモダチ

常々思うんですが、大人になってからできたトモダチってすんごい大事だな〜と感じてます。

もちろん昔からの幼馴染や地元にいる付き合いの長い友人や学生時代に出会った青春を共にした学友と、
それぞれのステージで紡いだ縁ってのはずっと持ってるんですが、今、あなたが周りを見回した時に身の回りにいる人たちとはいつ出逢いましたか?

僕の場合、圧倒的に船乗って以降の仲間です(神友の@indjinmax0550は別枠)。
生活のフィールドに近しい人方面に輪が広がっているな〜ってのは常々思います。

子どもの頃のトモダチと大人になってからできたトモダチ

今の仕事がそのまま船の延長線上にあるのでそりゃあそうなんですが、
「直接船で関わった人」「もしくはその友人」っていうトモダチがほぼほぼ100%です。
高校一緒だったあの頃のトモダチも、連絡は取り合いますけどここ5年くらい誰一人会ってないです。
(クラスメイトの名前とかは未だに39人全員言えるんですけどね。会ってないです)

地元に帰るタイミングであの頃の馬鹿話を無邪気に笑えるのって子どもの頃のトモダチですけど、
自分が地元に帰らない限り実生活に関わるトモダチって、圧倒的に大人になってから知り合ってるんですよね。

だからこそできる、大はしゃぎ

んで、大人になってからできたトモダチと何ができるって、大人の遊びだと思うんです。
ギャンブルとかお酒とかそういう遊びじゃなく、「自分が子どもの頃の遊びを本気で」っていう遊び。

昔、図工の時間にあれこれ作ったじゃないですか。
学校の技術室と呼ばれる教室で、おっかなびっくり鋸と鉋と玄能使って作った木の本棚とかなんかそれっぽい鳥の巣箱とか。

それが、大人になった今だとインパクトドライバーに丸鋸にジグソーが使えちゃうんですよ。もちろん安全には十分気をつけてですけど。

しかも、作るのは家(まぁ、内装なんですけど)。
ワクワクしかないじゃないですか!

これ、何かに似てるなーって記憶を辿ったんですけど、あれです。
学祭の時に本気で屋台作ったあの記憶。
大人が、本気で学祭をするってこういうことなんだなーって思いました。

祭りの準備の楽しさってなんでこうもワクワクするんでしょうね。
船乗ってるとき、何か企画作る時のワクワクもだいぶここに近いです。

場所づくりに携わる

大人同士だからこそ、その人の人生の幅も深さも質も色も全部話せるなーとか、
共感してくれるなーとか、このアニメの話は今じゃなかったかーとか色々あるんですけど、
なんかこう、「どのポケモン捕まえた?」的なレベルでお酒交わしながら話せるのってすごく良いですよね。

くらしの寄り道

Local×Localって、現実的な距離にも心理的距離にもちょうどよく寄り道の距離なんですよね。
サクッと日帰りで行くにはちと厳しい距離になりますが、ちゃんと1泊2日(2泊3日以上がお勧め)で行ける距離です。

また、主のイッテツの人となりも程よい距離にいてくれます。
決して見放さず、かといって放置せず。(まぁ、一緒に地球一周した経験があるのでお互いの距離感がわかってるっていうのが大きいですが)ww

せっかく南伊豆に行くなら、なぜイッテツがここで宿を開いたのか根掘り葉掘り聞くのも良し、南伊豆に暮らす人たちの生活を覗くのも良し。
むしろ非日常を味わえるので普段よりも時間が足りないかもしれません。

間違いなくゆったりと時間が流れているのに、なぜか足りない 笑

南伊豆に着いたらスマホは機内モードにして、SNSは全部ログアウトして、時計とカメラ機能だけをもって町を散策しに行ってみませんか?
世の中が落ち着いたら、マジでお勧めします。

終わりに

なんだか最後はこっ恥ぱずかしくなるようなこと書きましたが、南伊豆に訪れた素直な感想です。
しかも通算4回目にして初めてのww
今回DITした別館の進捗も気になるし、また行く予定立ててます(こっそり)
予定合う方いればぜひ。

イッテツは宿の運営と同時に下記で漫画も掲載しているので、良ければぜひチェケラ。
マンガはこちら
(コロナも含めて)こんな時代だからこそ、都会からちょっと離れたところにある名宿、お試しあれ。

※過去4回とも、訪れる直前にコロナウィルスの抗原検査を行い、できる限りの感染症予防策を取りながら訪れました。
マスクをしていない写真はそのタイミングだけ外してます。
いつかマスクを気にせずに訪れる日が来ることを心待ちにしながら。

良いお年を。
ちゃんぴゅー

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