これまでとこれからと




久しぶりに見ることができた月が綺麗なので、ちょいと。

まずは、#がんばれピースボート のクラファン旗揚げをしていただいたお二人に感謝。

そして、ピースボート存続のためにお気持ちを支援してくれた全ての皆様に感謝。
クラファンサイト上の支援人数でいうと3222人の気持ちをいただきました。
クルーズ毎とか、ピーセン単位とか、その時のチーム単位とか、
実際は4000人近くの方が本当にたくさんの人のピースボートに対する思いが詰まった36,551,616円。
(個人的な関わりでいうと、最終日に”102回地球大学生一同”がメッセージで入ったときに涙腺崩壊しました。102回洋上で誕生日を祝ってもらったとき以上の感動です)

ピースボート102回クルーズから帰ってきました

2019.12.16
過去に乗船した方、その方から話を耳にした方、まだ乗船したことのない方、本当にたくさんの想いが詰まったこの金額。
同時に、現役で働いているスタッフとして責任と使命を感じてます。

“未来に船をつなげる”.
ぶっちゃけ、僕のピースボートスタッフとしての未来がこの先どれだけあるかはわかりません。
前述の、ピースボートを応援してくれている沢山の想いを受けて、今すぐ退職する気もないです。
むしろ前を向いて頑張ろうと気持ちを新たにやる気満々でいます。
とはいえ何が起こる変わらない世の中なので、もしかしたら来月世界からいなくなるかもしれません。
最近の夢で言うと,40歳になったらソグネフィヨルドの畔で生活したいな~と考え始めてます。
英語と、ブークモールとニーノシュク覚えなきゃだけど。
そうなったら後7年しかここにいられません。

欲を言えばいつまでもこの仲間と一緒に働いていたいですが、じゃあ30年後に今のスタッフが全員残っているかと考えるとそれはないと思ってます。ぶっちゃけ。
30年後、自分が63歳になると言うことは、一回り上の先輩は75歳。
いつか、どこかで”今”を経験したスタッフがいなくなることは確かです。
世界規模でいえば、1800年代に生きていた方は2020年の今現在ごく少数です。
1923年に起きた関東大震災を経験した方も、第二次世界大戦時に広島・長崎で原爆の被害にあった方も、次々とその人生に幕を下ろしています。
2011年の東日本大震災は記憶に新しいですが、後100年もしたら”歴史”として知っていても“経験”として話せる人はいなくなるでしょう。
(この先数十年で寿命がめっちゃ伸びるとか不死のなんたらが開発されるとかは別にしてます。可能性としてはあるかもしれませんのが)

最近、自分の終わりをよく考えます。
大学在学中の頃から”いずれ死ぬ”が常に思考の中にありました。
・今夜寝たら明日目を覚まさないかもしれない
・帰り道、急に心臓が止まるかもしれない
・隕石が降ってきて地球が滅びるかもしれない
・天変地異が起きて、地球そのものが人類が生きていける環境になくなるかもしれない
全て想像(なんなら妄想)で、毎日毎日それが起きる可能性はあって、たまたまそれが起きないだけでここまできた。
一寸先は闇、なんて、本当にその通りだと思います。

2020年で世界的に一番広まったワードはCOVID-19ですが、
その裏で深刻な環境問題が起きていることはあまり認知されていません。
(少なくとも日本においては何を言っても環境問題は二の次で、利権だけを求めた政治家が聞こえの良いようにぐだぐだ迷走しているようにしか見えません。)

今年1月にオーストラリアで大規模な森林火災があったのも
北極圏の氷が史上最速のペースで溶けているのも
毎年毎年、世界各国で”異常気象”というのが当たり前になってきているのも
全ての元凶は人間という考え方をしてるのです。

日本で言えばレジ袋が7月から有料化ましたが、
肉や魚は相変わらずプラスチックのパックに詰められていて、
空のペットボトルは相変わらず分別されず道に捨てられている。
タバコの吸殻を目の前で道に投げ捨てる人間がコンビニでレジ袋を断って一緒にいる友人に誇らしげに”おれ、環境のこと考えてるから”なんて、都合の良いことを口にする。
レジ袋が有料化されたことで顕著になったエコバッグ万引き。
レジ袋が有料化したことで何かしらプラスになったという人を聞かないので、もし、周りにいるのであれば教えて欲しい。
プラスチックによる環境問題を食い止めたいなら袋の代わりのテープも不要だし、ペットボトルは全て土に帰る何かに変えるべきだし、けど結局そこまでは思い至らず、って行き当たりばったりの作なんだろうなぁ。

エコバッグ万引きや、タバコのポイ捨ては結局モラル(倫理観)の問題。
でも、その倫理観というルールを決めたのも人間で、人間がどんな法律を打ち出そうと動物界や自然界には全く関係ない話。
withコロナっていってるけど、withネイチャーではないんだね。
自然と共に生きていかなければ人類に未来はないって常々考えてる身からすれば、その場しのぎで耳障りのいいことを言うだけ言って、結局は自分(人間)さえ良ければ動植物や自然は二の次、って言う前提としか思えないのです。

花が咲くだけで
鳥が囀るだけで
風が吹くだけで
月が輝くだけで
太陽が昇るだけで
雨が降るだけで
季節が巡るだけで
波の音を楽しめるだけで

息をしているだけで

感謝しなくちゃ、人生もったいないと思いませんか?

生きるって難しいなぁ
と、灼熱の自室より。

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