ちゃんぴゅー!シナヒコです。
先日出張で新幹線乗った時に、走り出して少し経ったら後ろからものすごい音が聞こえてきました。
なんかこう、不快な音だったんです 笑
その音の正体は・・・
歯ぎしり、してませんか?
そう、歯ぎしりです。
シナヒコ以外にも驚いて音の発生源を見ている人もいました。
これを読んでいるあなたの周りにもいませんか?
特に、家族・恋人が歯ぎしりしてると心配になりますよね。
一緒の空間だと睡眠時にとても気になります。
今回は、寝ている時に起こる『歯ぎしり』に関して調べました。
友達の歯科助手さんや歯科衛生士さんに聞いてみたら
曰く、歯ぎしりは
・実はしている人の割合は高いが、自覚していない人は少なくない(多い)
とのこと。
また、歯ぎしりの他にも『咬みしめ』『食いしばり』といった寝ている最中に歯や顎に負担をかける口腔内の悪習癖(ブラキシズム)があり、
これらは「歯周病」や「顎関節症(がくかんせつしょう)」のリスクを高めるだけでなく、肩こりや頭痛などの原因にもなるため適切な対処が必要になるとのこと。
そもそも、歯ぎしりはなぜ起こる?歯ぎしりの原因は?
2020年現在でも、実は歯ぎしりの原因は明確になっていません。
ですが、ストレスや歯並びの乱れ、咬み合わせ不良などが要因と考えられています。
日常的に肉体的・精神的なストレスが溜まると、寝ている間に無意識のうちに歯ぎしりをすることによって発散していると言われています。
口腔内の悪習癖(ブラキシズム)の種類
ブラキシズムは、主に次の3つに分類されます。
・クレンチング・・・上下の歯を強く咬み合わせる習癖のこと(食いしばり・咬みしめはこれに該当)
・タッピング・・・上下の歯をカチカチと咬み合わせる習慣のこと
グランディングやタッピングは音がするので家族に指摘されることもありますが、クレンチングは音がしないので気付きにくく発見が遅れやすいです。
実は起きているときにも歯ぎしりしている?
歯ぎしりなどのブラキシズムは、眠っている時だけでなく起きている時にも行っていることがあります。
・気づいたら歯を食いしばっていた
・カチカチと歯を咬み合わせていた
という経験はありませんか?
実は、こう言った事象は珍しくありません。
眠っているときは無意識ですが、日常で行っていることに気づいたならば意識的に行わないようにすることが大切でしょう。
歯ぎしりによる悪影響
歯ぎしりを行うことで、
・歯肉に負担をかける
・知覚過敏を進行させる
・顎関節症のリスクを高める
・頭痛や肩こりなどの原因となる
といった悪影響があります。
歯ぎしりが歯周病に及ぼす影響
歯ぎしり自体は歯周病の直接の原因とはなりません。
歯周病の直接的な原因はプラーク(歯垢=歯の表面や歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間に付着している、白いネバネバしたかたまり)ですが、
すでに歯周病を発症している場合は歯ぎしりによって歯周病の進行が加速することが分かっているそうです。
歯ぎしりが顎関節症に及ぼす影響
歯ぎしりをするときに上下の歯にかかる力は通常の食事の際の力に比べて非常に強いため顎関節にかかる負担が大きいです。
これが、顎関節症の原因になることがあります。
歯ぎしりとインプラント
歯ぎしりはインプラントにとっても危険です。
インプラントが骨と結合している最中に歯ぎしりによりインプラントに強い力がかかると、インプラントが脱落することがあります。
また、インプラントに装着する被せ物(セラミックなど)が欠けたり、ネジが緩みが生じたりする原因にもなります。
インプラントや被せ物への負担を軽減するためには、インプラント治療後は就寝時にマウスピースを装着することが推奨されています。
歯ぎしりの診断はどのようにすれば良い?
歯ぎしりは、眠っている間に無意識に行っていることから自覚していない人が多いようです。
一人暮らしなどで家族に歯ぎしりを指摘してもらえないという場合には、歯のすり減り具合により歯科医院で診断してもらうのが良いでしょう。
歯ぎしりの治療方法
歯ぎしりに気づいたら、歯科医院で相談しましょう。
歯ぎしりの治療法には、
・スプリント療法(※注1)
・認知行動療法
・薬物療法
などがあります。
※注1:スプリント療法とは
就寝時にプラスチックまたはゴム製のマウスピース(ナイトガードともいいます)を使用することで、歯や顎関節にかかる負担を軽減します。
スプリント療法は保険の適用範囲内です。
歯ぎしりに関するまとめ
いかがでしたか?
日頃から念入りに歯磨きをしていても、それ以外の原因で歯が傷ついてしまうのはなるべく避けたいですね。
あんまり大きな声で言うことでもないですが、シナヒコは生まれつき永久歯がない「先天性欠如」です。
そもそも永久歯がないので、乳歯のままずっと過ごすことになります。
歯並びが良くないせいか、人と話すのも、写真に写るのも苦手です・・・
おそらく名前の次に長い時間を過ごす大切な「歯」ですから、できるだけ労わって付き合っていきたいですね。
ちゃんぴゅー