【これまで死のうと思ったことある人必聴】amazarashiが放つ中毒性




ちゃんぴゅー!シナヒコです。いきなりですが。



僕が死のうと思ったのは
ウミネコが桟橋で鳴いたから
波の随意に浮かんで消える
過去も啄ばんで飛んでいけ

僕が死のうと思ったのは/amazarashi

静かなギターのイントロから入る、なんとも物騒なタイトルの曲。
基本的にずっと死ぬこと(または死のうと思うこと)に対して正体に向き合っていく曲なんだけども、
最後の最後、気づいたら生に向けての歌。

song by amazarashi

改めまして、amazarashiとは

青森県在住の秋田ひろむを中心とするバンド。
日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、
僕らは雨曝だが「それでも」というところから名づけられたこのバンドは、
「アンチニヒリズム」をコンセプトに掲げ、
絶望の中から希望を見出す辛辣な詩世界を持ち、
前編スクリーンをステージ前に張ったままタイポグラフィーと映像を映し出し行われる独自のライブを展開する。
3DCGアニメーションを使ったMVは文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞するなど国内外で高く評価されている。
また、リリースされるCDには楽曲と同タイトルの詩が付属されている。

—オフィシャルサイトより引用

中毒性のあるメッセージと言葉が持つ力

出会いは、震災があった年。今から約7年前。
当時の職場の閉店の音楽をy◯utubeで流していた時にたまたまサイドバーに並んでいたこの曲。

この街でいきてる

地震の影響で地元が大変な状況になった時にすげー優しく心に響いてきたこの曲のフレーズに、
実家から見た山に沈んでいく夕日を思い出した。
もうあの山や海や団地や堤防が近くじゃないということを改めて認識させられた。

今でもたまに実家に帰省するんだけど(むしろこんな仕事しているから色んなところ飛び回っててたまに帰る場所があるくらいの実家に対して)”いつでも帰ってきな”と一言も言わない両親から
“あんたの人生なんだから、人に迷惑かけないなら好きにやりなさい”
って言われた時に初めて実家に帰りたくなったと思った。


いつもの紅い夕焼け 旅立つ君の影が
歩きなれた街で 細長く横たわって
明日の道しるべ みたいに伸びる
この先後どれ位 悩んで歩くのかな
それでいいや 僕らは 希望も苦悩も抱えて
この街で生きている
これからも生きていく

地元に残った親友とか、もしかしたらあの頃の自分が今の自分に向かって問うているようで、ジンとくる。

それでも間違ってなかった

東京に出てきて早12年。
新宿駅では全く迷わずに目的地までたどり着けるし(なんなら電話越しに道案内できるし)、
大学での4年間、最初の仕事で3年、今の仕事で5年間、本当に人に恵まれてる。

普段あまり苦しい顔をみせない(ように努めてる)んだけど、それでも気遣いの言葉をかけてくれる仲間たち。
きっと、見抜かれているんだろうなぁ。
付き合いの長さはあまり関係なくて、付き合いの深さがダイレクトに影響してる。

たった3ヶ月半、地球を一緒に旅したピースボートで出会った仲間は今でも心の支え。
その船を動かし続けているスタッフたちにはマジほんと脱帽。
毎日毎日命を賭けて命を描いていて、その一瞬一瞬に全身全霊な姿には本当に感服。
一緒に働けているのは俺の人生の誇りです。

親死んで子死んで孫死ぬ

のが、人としてこの世に生きている以上ベストな命の循環だと思ってる。
“生と死”がある以上、誰もが生まれた瞬間から死に向かって一斉にヨーイドンなのはこの世に生きるすべてにとっての理だと思っていて、
誰も生まれた瞬間は我先に死のうと思ってないのに、たった数年生きただけで今すぐ命を絶とうとするのは不思議だね。
環境かな?

最近飲みの席とかでよく口にすることがあって、
“人類全てが同時に幸せになることはできない。誰かの幸せは誰かの不幸の上に成り立っているから。
でも、全員同時に不幸になることはできる。みんなでお手手つないで一斉に海に飛び込む、つまり、同時に死ぬ”
人類総不幸になったら誰も得しないでしょ?
(最も、これを望む人からしたら願いが叶う=幸せっていうパラドックスは生じるかもだけど)
ポイントは、自分一人でも生き延びようとか思わないってところ。
全員同時に間違いなく絶命することで、今の人類を嘆く人はしばらくいなくなる。

全ての生命体が地球に生きている以上、全ての決定権は地球が持っていると考えていて、たとえ地震とか旱魃だとか異常気象だとかで寿命よりも早く命の終わりを迎える人がいるのは仕方がないと思う。
(とはいえその方々を軽視しているとかそんな単純な話じゃなくて、亡くなった悲しみを背負って生きていく人がいるのは確かで、亡くなってしまった方には心からご冥福を祈ります。)

暗いところ(子宮)からやってきて、暗いところ(まぶたの裏側)へ帰っていくこの人生に、巨万の富とか名声とか求める意味が実はあまりよく分かってなくて、みんな仲良くオギャーからチーンまで過ごせばいいじゃんて思っちゃうのよねー。

と、そんなことを考えるようになってから早10年。

あなたは今、幸せですか?
好きな人は、隣にいますか?
事ある度に遺書っぽい事書いてきて(自分を殺めようとは微塵も思わない)、
それでもまだ生きてられんのはあの時あなたと交わしたあの一言が心に残ってるからだったりするので、
どうぞこれからも宜しくお願いします。

『好きになった人ががクラスに(もしくは職場にいるから)その人に会うために今日を生きる。』
生きる理由なんてそれだけでいいじゃん。
とはいえLOVE&PEACEが成立した例はなくて、きっとこの世はLOVE故にWARってのが悲しいよね。
こんなことを考えながら、大好きなビールを飲みながら迎える朝日は今日もきっと眩しいんだ。

僕が死のうと思ったのは
まだあなたに出会ってなかったから
あなたのような人が生まれた 世界を少し好きになったよ
あなたのような人が生きてる 世界に少し期待するよ

明日もその笑顔に会えたらいいな。

ぇび
amazarashiのLIVE行ってみたいな。。。MOROHAとはまた違った良さあるんだろうな。。。

 

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