納豆大好き!究極の食材『納豆』。食べ合わせのgoodとbadを調べてみたよ。




ちゃんぴゅー!シナヒコです。

前にも書いた通り、茨城県出身です。
夢は茨城県を世界中の人に認知してもらうこと。

さて、この間書いた記事にもありますが、茨城って納豆が有名なんですよ。
このブログを読んでいるあなたもおそらく人生で1回は納豆食べたことあると思います。

んで、『納豆』っていう名前を生涯忘れないでしょう。
元カノの名前とか、新婚旅行で行ったホテルの名前とか、昔一生懸命覚えたアニメの主人公のセリフとか、
人は多くのことを忘れていきます。これが人類の脳みその限界です。
これでもかっていうくらいに忘れていきます。

だがしかし!

『納豆』の名前・匂い・味・姿形を忘れられる人間がこの世に存在するのだろうか?

否!答えは否である。

あなたがどこにいたって、好きであろうが嫌いであろうが、忘れるはずがない、
いや、記憶から消え去ることのない存在、それが納豆である。

日本人のソウルフード、いや、魂そのもの、納豆。
これは、元来健康食として家庭の朝食に常に顔を出し続けていた納豆にまつわる物語である。

そもそも納豆の成分・栄養価

言わずと知れた大豆です。
大豆を納豆菌によって発酵させた日本の発酵食品。その核たるや否や。
古くは平安時代、”新猿楽記”の中で「精進物、春、塩辛納豆」と記載されているのが日本で初めて納豆が世にオギャーした瞬間。
平安時代にいなかったからなんとも言えないけど←
今ではいろんな種類の納豆が存在しますが、
納豆って言ったら一般的に「糸引き納豆」を指すらしいです。
ちなみに、菓子の一種である甘納豆とは別物。あれはあれで美味しいですけどね。
ここで、一般的な納豆ひとパックに含まれる栄養価をずらっと書きます。
—————————————-
たんぱく質(7.4g) 牛肩ロース45g分
ビタミンB6(0.11mg) 銀杏約80粒分
カリウム(300mg) トマトジュース3/5缶分
マグネシウム(45mg) かき3個分
鉄分(1.5mg) 牛レバー約40g分
食物繊維(3.0g) にんじん1本分
ビタミンE(0.5g) トマト1/2個分 赤ピーマン1/3個分
カルシウム(41mg) ヨーグルトプレーン1/2個分 牛乳1/5杯分
ビタミンB2(0.25mg) 豚肉肩ロース約100g分 ししゃも5尾分
亜鉛(1.0mg) プロセスチーズ30g分
—————————————-

んー、そうそうたる栄養素。
そりゃあ畑の肉とも言われるわ。

納豆の歴史

実は、納豆ができたのは偶然なんです。(一体何をどうしたらあんなものが自然にできるのか・・・)
そのむかーし、「納豆」という語句が確認できる一番古い文献は、
11世紀半ば頃に藤原明衡によって書かれた『新猿楽記』っという書物なんです。
(図書館によっては置いてたりするので興味ある方はぜひ。)
んで、その中に「腐水葱香疾大根舂塩辛納豆」という記述があるんですけど、
平安時代には納豆という言葉が既に存在していたことが確認できるんですねー。

ただ、この記述の読み下しには諸説あって、(「舂塩辛」「納豆」、「舂塩」「辛納豆」、「大根舂」「塩辛納豆」など。ようはどこで区切るか)。
有力なのは、「辛納豆=唐納豆」なんていう解釈もあって、本来の意味の「塩辛納豆」を指すもの!っていう意見。
とはいえむかーしの話なので何が正しいかは明らかになっていないところにロマンを感じるよねっ!

ちなみに、納豆ができたという説は大きく対分すると二つあります。
その1
昔、貴重な食料である大豆は「納所(いわゆる納屋)」に蓄えられていて、
そこに敷き詰められていた「藁」の菌(炉があるために温度と湿度が菌繁殖に適した温度になる)がたまたま作用して、
超偶然に納豆が出来たと考えられているという説

その2
平安時代、源利家武御一行は馬で移動していて、大豆は貴重な兵糧だった。(詳細は割愛)
当然、現代のようにカバンなんてなくて、藁で編んだ俵を馬の鞍からぶら下げて移動していた。
その際、馬の汗と体温で程よく発酵してしまった。
そんなことはつゆ知らず、幕営中に兵糧を食べようとカゴに手を突っ込んだら手にまとわりつく糸!糸!!糸!!!
オイニーも相当ヤバい!とてもじゃないけど食べられない!んでも極限に腹減ってるし・・・
匂いっていうか臭い!なんかもうチョーヤバい!
ええいままよっ!と口にしてみたらなんともイケる・・・!
というところから納豆(こちらも豆を納めていたから)という説

とあるんです。
どっちも怪しい・・・
でも、どっちもぽいっちゃぽい・・・。

ちなみに、納豆発祥の地としては水戸vs秋田vs熊本という図式が成り立っているんですが、
最有力は水戸。ついで秋田。2馬身差で熊本です。
(秋田の人は秋田こそ発祥の地!というんだけど、知名度的には茨城というのが全国の認識。
秋田さん、納豆譲ってください!うち、47都道府県の中で輝けるのそれくらいなんですよ 笑)

アジアにはなかった?

食文化の比較は面白いもので、大豆もその面白い例の一端を担ってます。
昔から何かと交易のあった中国。それ以外にもアジア諸国とのつながりはヨーロッパの国々に比べて何かと多いです。
これは僕が学生時代に実際にマレーシア(ボルネオ島)に行って、イバン族という民族の村を訪ねた時の記録ですが、
マレーシアには大豆は存在しても納豆は存在しないそうです。マイケル村長が言ってた。
(注:今でこそ流通しているので探せばありますが、日本で納豆が確認された時代との比較です。
マレーシアだけでなく、東南アジア諸国で納豆は存在しませんでした。)

日本も東南アジアも、主食はお米です。
(ジャポニカ米とかフィリピン米とかそれぞれに種類はたくさんありますが。)
種類が多いということはそれだけ地域性に特化して米が食べられていたということです。
お米は、全世界共通で田んぼに苗(稲)を植えてやがてそれが育ち、
収穫時期になったら稲刈りして脱穀してお米になります。

収穫されたら穂先はお米に刈り取った稲は干して藁や茣蓙や蓑や茅葺屋根や草履など、
様々な用途に用いられました。

と、日本人ならそう思うでしょう。
あなたもそう思ったでしょう。

ところがどっこい!東南アジア!!!
お米ができたら、穂だけ刈ります。
残った稲はどうするかって?

焼き払います!

日本では、鎌を使って稲を刈ります。

マレーシアでは、こちらを使って穂を刈ります。

ちょっと間違えたら手ェ切っちまう!

日本では当たり前に藁として使っていた稲も、マレーシアでは焼き払ってしまう。
この辺りの文化なんかも勉強して見たらだいぶ面白いです。

goodな食べ合わせ

納豆と組み合わせると聞いて何を思い浮かべますか?
カレー?オムレツ?うどん?天ぷら?トースト?煮物?
確かにそれぞれ美味しいですが、ちょこっと手間ですね。
そこで、もっと手軽に、納豆の栄養価を最大限に活かすため、且つ効果テキメンな食べ合わせを一挙公開!

☆納豆×キムチ=腸内環境を整えっぺ!

やっぱ最初は王道だっぺ。
これ食ったことあるやつ、多いんでねーの?だいたいみんな好きだっぺ。
うまくて綺麗になれる納豆の食べ方・食べ合わせといえばこれだっぺよ。
発酵食品×発酵食品で菌が活性化すんだとよ。
あとな、ここだけの話オリー◯オイルをほんのちょごっと加えるとそりゃあもう完璧だっぺ。

納豆に含まれる納豆菌がキムチの乳酸菌をより活性化するため相乗効果が生まれんだけども、
発酵食品は1種類をたくさん摂るよりも、数種類を摂る方がより腸内の善玉菌の活性化につながるらしーんだよ。
んで、キムチもたっぷりと食物繊維を含んでっから、善玉菌のエサも豊富なんだと。
ちょっとばっかし腸内環境がイシケーなら納豆×キムチ食っとくべ。
ほれ。用意できたから一緒に食うべ。

☆納豆×ねぎ=疲労回復!

これぞthe王道だと思わないかい?
納豆に含まれるビタミンB1は、糖質をすばやくエネルギーに変える働きがある、
ゆえに疲労回復効果が期待できるのさっ!
考えてもみたまえ。そこにねぎに含まれる硫化アリルが加わるという事実を。
ビタミンB1の働きを助けてくれるという最強のサポートが他にあるというのかい?

おっと、長ネギだけではなく玉ねぎはや青ねぎでも同様の効果が期待できるので安心してくれたまえ。
もしも、疲れたて食欲がわかないときには、ごはんに納豆、ねぎをのせていただくのがおすすめといえよう。
「シンプルイズベスト」。あぁ、、、なんて美しい響きなんだ。
物足りないあなたには変わり種として納豆×ネギonトーストなんてのも一層美しさを際立たせるっっ・・・!
さぁ、麗しき納豆とネギの虜になってしまおうではないか!

☆納豆×山芋=スタミナ強化!

えー、納豆に含まれるタンパク質はさすが畑の肉と言われる大豆であります。
植物性たんぱく質たっぷり、アミノ酸がバランス良く含まれている点は他の食材の追随を許さない唯一無二と言えるのであります。
代謝に関わるビタミンB群も豊富で、それだけでもスタミナに良いと言われる所以であります。
そこに当方研究中の山芋を組み合わせることで、どのような効果がもたらされるのかが焦点となりますが、
山芋に含まれるジアスターゼ・アミラーゼの2大巨頭をはじめとした消化酵素などを同時に摂取することができるのであります。
これはもうデータ上100%満足の出る結果が出ております。
是非ともお試しくださいませ。

ただし!酵素は熱に弱いので、生のまますりおろしや角切りにして納豆に混ぜて小鉢に用意する必要があります。
炊きたてほかほかのご飯とは別皿で食すのがBestな組み合わせと言えるでしょう。
以上、納豆研究所からのレポートであります。
ここに、炊きたてご飯と納豆と山芋が用意されております。
百聞は一見にしかず。一緒に食べるのであります。

☆納豆×アボカド=美肌対策!

アボカドって女子好きやろ?
納豆には、美肌に良い成分がめっちゃ含まれてんねん。
ピッチピチのお肌のベースとなるタンパク質はもちろん、実はビタミンB群も、肌の代謝にも関わる重要な栄養素なんやで。
せやから、大豆イソフラボンも美肌作りを助ける成分のひとつといえんねんで。
ほら、お風呂上りにイソフラボン含まれてる化粧水とか使うやろ?

さらーに!アボカドを組み合わせることで納豆に含まれないビタミンCを補えるほか、
質の良い油(植物性!)やビタミンEの強い抗酸化作用なんかでお肌の若々しさを保つ手助けをしてくれんねやって。
なんや、めっちゃすごいやん。
残業続きで肌荒れやハリが気になるときは、納豆×アボカドで決まりやなっ!
なぁ、アボカド1個は食いきれんから、半分一緒に食ってくれへん?

☆納豆×チーズ=免疫力アップ!

納豆ニハ免疫細胞ノ材料トナルたんぱく質、免疫力ヲ左右スル腸内環境ヲ整エル納豆菌ヤ食物繊維ガ豊富デス。

ソシテ、ちーずナドノ乳製品ニハびたみんAガ豊富デス。
びたみんAハ鼻ヤノドノ粘膜保護ヲ助ケテクレル強イ抗酸化作用ヲ持ッテイマス。
納豆トちーずハ同ジ発酵食品ナノデ味ノ相性モ良イデス。免疫力ヲ上ゲタイトキ、
納豆ニちーずヲぷらすシテとーすとナドニシテ食ベルノハイカガデショウカ?

badな食べ合わせ

これ、意外とみんな驚くかも。





卵!!!
が、納豆との食べ合わせにはbadなんです。
Aさん「え?納豆オムレツ美味しいじゃん。てか、上に書いてあるじゃん!」
Bさん「よく行く小料理屋で納豆オムレツあるよ!?」
Cさん「卵かけご飯+納豆は朝の定番じゃないの?」

賛否、むしろ否が多くあると思います。
確かに、納豆と卵は美味しい!間違いない!
が、栄養価してんで見るとこういうことなんです。以下、引用。
納豆と卵の食べ合わせが悪いのは、「ビオチン」と「アビシン」の関係になります。

納豆には「ビオチン」というビタミンが含まれています。
卵白にはタンパク質の成分である「アビジン」が含まれています。
納豆と卵を食べ合わせることで、納豆の「ビオチン」というビタミンが卵白の「ビオチン」の働きで吸収され難くなってしまいます。

へぇー知らなかった。。。
んでも納豆と卵美味しいし・・・というアナタ!
納豆に卵を混ぜる時には卵黄だけにすればOKです!
なので、納豆オムレツ作る時なんかは黄身だけ混ぜれば問題ないんですねぇ〜。

どうでしょう?
もう間も無く7月10日。
なにやら職場の同僚はこの日にビアガーデンをするとかしないとか、
裏メニューとして納豆料理を出して欲しいとかなんとか、
和光大学の卒業論文のテーマを「納豆の歴史」にした僕に納豆番長としての出陣依頼が来ました。
そういえば4年前にも似たようなイベントやったなー。あの時は1万回かき混ぜて食ったっけ。

来る平成最後の納豆の日、打倒夏バテ!のためにも納豆オススメですよ〜。

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