ちゃんぴゅー!シナヒコです。
なにやら令和が始まりましたね。
同時にシナヒコの連休は終わりました。
本日から仕事始まり。
ん?連休っていうよりかは普通に丸一日休みが2回あったのか。
なんだただの日常か。
史上初の10日連休は初日から東海へ出張してました。
出張から東京に帰って来てオフィスで残務をこなしたタイミングで(ほぼ)同期とパイセンと後輩とタイミング重なって乾杯へ。
コナン好きの後輩にコナン好きという事がバレて、飲み会の後半は周り置いてきぼりにしながらコナントーク。
いやぁ、盛り上がった! 笑
後日ちゃんぴゅーハウスで鑑賞会しましょ。
スマホを拾っただけなのに・・・
いつもと変わらず仕事をこなして(本来休みの日だからオフィスも静かですごく捗った!)
上機嫌でキャリーケースを転がしながらいつもの帰り道、
ふと、道端に落ちている観たことあるサイズの黒い筐体が目に入ってくる。
よくよく目を凝らすと紛れもなくスマホ。まごう事なきスマホ。
拾い上げてみると画面に若干のヒビが入っており、バッテリー切れで画面は点灯せず。
親切心から
「あ、スマホ落ちてる。駅前の交番に届けなきゃ。んでも、キャリー持ってくの面倒だから一旦家に帰ってから酔い冷ましがてらにするか」
ほろ酔いの頭で考えたこの選択が、平成最後の日に訪れた始まった長い長い夜の始まりだった・・・
10m先に落ちてた謎のユニフォーム
「一旦家にキャリーを置いてから交番に届けに行こう。」
スマホを拾ったそう思い歩みを進めた10歩後、道路脇の草むらに違和感が。
暗くてよく見えないけど、間違いなく人型。
頭をこっちに向けて、下半身しか見えない。
ピクリとも動かない。
でも、血の匂いや腐臭はしない。
好奇心と恐怖心を渦巻かせながら人型に近づく。
目視できる距離まで近づいてみると、人ではなくウィンドブレーカー。
さっきのスマホとも関連があるのかと思い、拾い上げてみる。
朝○新聞と大きくプリントされていて、「これさすがに落とさんだろー」と独り言ちて
おもむろに丸めた時、ポケットから何かが滑り落ちる。
見るとネームタグのプラスチックケースに入った免許証だった。
落とし主の住所は大泉学園。落とし場所からすげー近所ってわけでもないが生活圏外という距離でもない。
(おいおい、マジで事件かこれ。)
裏返すと交通安全のお守りも一緒に入ってる。
(失踪か?遺棄か?殺人か?イタズラか?)
あらゆる可能性を考えながらキャリーを戻すためにアパートの階段を登る。
2階建て2階の一番奥の部屋なのでこの廊下の先には誰もいない。
連休最中だからなのか、近所の窓にも灯りは灯っていない。
鍵を開けて、キャリーとカバンを玄関へ置いて扉を閉める。
間違いなく鍵をかけて階段を降りようとすると、ふと、どこかから視線を感じる。
(気のせいか・・・?まぁ、襲いかかってきてもなんとかなるだろ)
拾ったスマホ、ウィンドブレーカーを片手に、シナヒコは交番を目指した。
え、それ拾っちゃったんですか?マジっすか?
スマホとウィンドブレーカーを拾った場所に他にも何か落ちてないか(気分は事件現場のコナンくん 笑)、
注意深く草むらを観察しながら線路沿いの道を駅前の交番へ。
途中落ちてた靴下と靴の中敷は・・・無視しちゃって良いよね?
下り電車の踏切待ちをしていると、目に入る○日新聞の集配所。
灯りはついてる。
先日話した図書館殺人事件がなんとなくリフレイン。
とか思いながら通り過ぎようとしたらまさにそのタイミングで一台の原チャが駐輪場に滑り込んできた。
シナヒコが手に持っているウィンドブレーカーと全く同じデザインのそれを着ているお兄ちゃんが荷台から牛乳瓶を下ろしている。
ふと、こちらに気づき「どうかしたんスか?」と訪ねてくる。
すんごい大きな声で。
(え、この時間にそんな声で路上で話すか?)とか思いながらウィンドブレーカーを拾った旨を伝えるとお兄ちゃん青ざめて固まる。
(もしかして本当に事件か?目暮警部とかおっちゃんとか呼んだ方がいいか?)と逡巡していると電話がつながったようで
岡本さんを待つ間、兄ちゃんが説明してくれた内容だと
・曰く、先日この集配所で一悶着あった
・曰く、ある人物のユニフォームと免許証がなくなった
・曰く、その件で結構もめた(支店内会議で喧々諤々の事態)
・曰く、「僕が見つけました」ってなると自作自演っぽくなってしまうので第三者であるシナヒコに岡本さんに事情を説明してほしい
とのことだった。
(よくよく考えたら電話番号必要じゃなかったか?まぁ、お礼目的でもないからいいか。近所だからどこかで会うこともあるだろうし)
と、ひとまず失踪でも殺人でもなさそうなので集配所を後にして本来の目的地交番へ。
え、所有権欲しいんですか?マジっすか?
駅前の交番に「ごめんください」と堂々と入るシナヒコに焦る若いお巡りさん。
(え、書類ってこれに書くの?)とはおくびにも出さず、拾ったもの、場所、氏名、住所、電話番号をメモにサラサラと書いていく。
一通り書き終えたところで、今度はバインダーに挟まった用紙を指し示しながら
自宅に戻り、念のため周囲をよく観察してからドアノブに手をかける。
鍵は、かかってる。
ドアを開けて、家に入るとさっき荷物を置いた時とさして変わらない室内。
残念ながら犯人の犯沢さんは潜んでなかった。
翌日、振り返るとそこには
朝から掃除・洗濯をこなし、久しぶりの休日に昼間から映画を観ながらビールをかましていると
突然インターホンが鳴る。
覗き窓から見るとそこには朝日新○のユニフォームを着た見知らぬ男性。
(令和初日に新聞の勧誘か?中々凸ってくるじゃねーか!)
と、来訪者が誰なのか予想をつけつつもスマホに関わる人物がわざわざコスプレして口封じにきた可能性を考えて、チェーンロックをしたまま扉を開ける。
と、一連のやりとりのためにポーズしていた映画を再開して20分。今度はスマホに着信が。
(来客に電話に、令和初日からせわしないな・・・)と画面を見ると03番号。
amaz○nでも職場でも宅配でもなんでもない。
ハンズフリーにして受話ボタンを押すと「上石神井駅前交番の者ですが、シナヒコさんですか?」と。
先日人口敷き詰めた自慢のベランダに。
いつもと変わらない日常であれば、そこにはプランターに植えた家庭菜園用のサニーレタスが太陽に向かって伸びているはずだった。
だが、この日ばかりはなぜか、全ての葉っぱの向きが・・・・・・!!!
と、この物語はここでお終い。
果たして落とし主は現れるのか。所有権に代わる何かは3ヶ月後に手に入るのか。
そもそもなんたらの控えはうちに届くのか。
その頃までにシナヒコの腹筋は割れているのか。
coming sooooooon!!
その時また会いましょー
ちゃんぴゅー