一流の客であることで人生が豊かになるたった一つの心構え




ちゃんぴゅー!シナヒコです。
ふとしたことで同僚に命名されました。
今ではだいぶ気に入ってます。
本日は、生活の中で気になったこの話。

一流の客であることで人生が豊かになるたった一つの心構え

私たちは日常生活の中で、様々なサービスを受けます。

コンビニ、スーパー、居酒屋、パン屋、八百屋、本屋、電車、バス…

何も利用しない日はあっても月に2,3日ほどじゃないですか?年間20日前後。逆に考えるとほぼ毎日何かしらのサービスを受けて生活しています。

行った先々で様々なサービスを受ける中でそれが自分にとって良いサービスだと嬉しくなりますよね?

レジのお姉ちゃんの笑顔がキュートだったとか、

八百屋のおっちゃんが快活だったとか、

電車のアナウンスが親切だったとか、

バスの運転手が丁寧だったとか。

ふとしたことがその日1日の気分を左右することも多くあると思います。

良いサービスを受けると、次も自然とそのお店に足が向くなんてことも多くあるでしょう。

(私が実際にそうで、高田馬場に行きつけの居酒屋があるんです。
まっすぐ帰るつもりでも”ちょっと一杯”が多々起こってしまい、困ってます 笑)

逆に、サービスが行き届いていないとがっかりしたり不快な気分になったりしますよね。

(サービスを提供するのも人間なのでこれも致し方ないことですが…。
とはいえプロ意識を持って努めていただきたいというこちらの願望もあります。)

()内の、”こちらの願望”も相まって、相手に求めるある程度以上の水準を超えると、そこは完全にその人の本質です。

一流の客であることで人生が豊かになる

“いきなり突拍子もないこと言い出したな、コイツ”とかよく言われるんです。
ここから紐付けていくのでもう少しお付き合いください。
世の中の多くの人は、接客する側であり、接客される側です。

この天気の良い日に、あなたが今テラスで飲んでいるそのコーヒーを買ったスタバの店員さんは、お昼ご飯をどこかの松屋で食べます。

その松屋の店員さんは、今日おろしたてのその靴を昨日ABCマートで買いました。

ABCマートのレジを打ったその女性は、今夜大好きなJAZZのライブを聴きにバーに行きます。

JAZZバーのバーテンダーはJAZZとカクテルの知識を身につけるために本屋で専門の本を買います。

その本屋の恰幅の良い店長は大好きなお酒を、地球一周を共にした仲間と行きつけのお店で飲む約束をしています。

そのお店の若いスタッフは意中の相手に気持ちを伝えるために夜景の見えるレストランを予約し、

花束を片手に会いに行く計画を、あなたがこのブログを書くスタバで、隣のテーブルで立てています。

誰もがサービスを提供する側であり、される側です(サービスの形は業種によりますが)。
あなたが提供される側の場合、相手が笑顔で、気が利いて、細かいところに気配りができて、
気持ちの良いサービス・心地の良い空間を提供されたらのならば、この上なく良い気持ちになるでしょう。
自身の経験を振り返ってみても、思い当たる節が多いと思います。

というように、日常生活の中ではだいたいの割合で何かしらのサービスを受ける側に人はいます。
常に提供し続けるわけではありません。自動販売機くらいじゃないですか?
(それも誰かが補充しなければいけないので間接的に誰かのサービスですね)



一流の人ほど、お客様ぶらない

よくいるじゃないですか。理不尽にキーキー騒いでるおばちゃんとか、無意味に声を荒げるおっちゃんとか。
※”理不尽”ってのがポイントです。まぁ、正当に意見を言うような状況になってもエキサイトするのは良くないよねっていうコトで。

あれ、周りから見てて相当見苦しいんですよね。やめてほしいなぁ。はぁ。

知人に某有名ホテルで働いているホテルマンとか、世界でめっちゃ活躍しているクライマーとか一流の人たちがいるんですけど、
ホテルマンは、ホテルに泊まる際もチェックインする際も、チェックアウトしてタクシーに乗る時も決してお客様ぶる事はなく、
ホテルのスタッフがミスをしても、「次は気をつけてね。」と大人でした。同級生なのに遥かに大人でした。

クライマーは、某ジムで一緒に登っている際に周囲にいるクライマーやジムスタッフ、そこにある課題や道具にまで細やかな気を遣い
一流たる所以をひけらかすことなく登っていました。なんつーかこう、自然とにじみ出ているような。
例えるなら、呂不韋と舌鋒を交わしている時に政の周りに光が寄り添っているような、そんな感じです。
詳しくはキングダム39巻を。

どちらも自分の周りで起こったことなので多少の主観が入っていますが、

「客として「もてなされる側」の心構え」

が根本にあるなぁとは強く思いました。

著書の中では、サービスする立場の気持ちがわかるから、ホテルスタッフがミスをしても笑顔で許せるとあります。
私も仕事柄人生の先輩方との付き合いが多いので、様々な性格の方とご一緒することがありますが、
それぞれのバックグラウンドを垣間見ることができます。参考になる部分もあれば、反面教師として学ぶことも数多く、
その度に自分の人生においての教材として役立たせてもらってます。



人生の豊かさとは

客としてもてなされる側の心構えと書きましたが、結構広義で、その中でも一番強く持つべきは

「その店、店のスタッフを、お客側が愛すること」

だと思います。
(もちろん、店側も愛される店作りをしていくことは最低条件ですが 笑)

その心構えを理解すると、最高のサービス、愛のあるサービスをホテルでも、レストランでも、
サービスを受ける場所であれば、どこでもそんなサービスが受けられるようになります。

あなたがブログを書くテーブルに乗っているスタバのカップにThank you❤
ってありますよね?これも立派なサービスです。
あなたがスタバを愛しているからこそ、カウンターの向こうにいるお姉さんも愛を持ってカップにサインしてくれます。

決して、支払う金額の多さで決まるものではありません。
(場所によってはお金も必要でしょうけども… 笑)

お客側が愛を持ってお店やスタッフに接せれば必ず、その愛にこたえてくれるはずです。

“お客様は神様です”なんて耳にタコができるくらい聞いてきたフレーズですが、あれ、あくまでもお店側からの視点です。

決して自分視点ではないのですが、いつの日からかお客側が自分自身を神と名乗るようになってきました。

おかしな時代ですね。あなたはただの人です。

神様だというのなら、僕のお気に入りの行きつけのカフェでうだうだ言って周囲に迷惑かけていないで雲の上か地の底かはわかりませんがさっさと帰ればいいのに。(おっと言い過ぎた)

神様のくせに人間を困らすんじゃないよ本当に。
そもそも神様が人の形をしてるっていう認識が・・・
(長くなるので改めます。そもそも神様の定義ってなんだろ?某バンドも言ってましたが、いつの間にか人の形になってるんですよね。不思議なもので。)

人生に於いて大半の人はどこに行ってもお金を支払う客ですが、どこに行っても「○○させていただく」という心構えを大事に、謙虚に生きたいものですね。

そうすればおのずと人生が豊かになるんじゃないかな?

人生の豊かさをお金の尺度で測ったらものすごく低いかもしれないけれど、
人との繋がりや日常に転がってる幸せで言ったら物凄く豊か。今。

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